代謝異常がもたらすメタボリックシンドローム

内臓の周りに蓄積される脂肪は、代謝機能を低下させ、動脈硬化の要因となって、心臓病、脳卒中の生命に関わる危険な病気の引き金となります。
また、脳卒中などの脳血管疾患は、糖尿病、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症などで誘発されます。
内臓脂肪が蓄積されてメタボになるのは、毎日の生活習慣の中で、脂肪を溜め込む原因を作っているからであり、生活習慣を変えることが、メタボリックシンドロームの予防や、改善に繋がります。

食事、適度な運動、禁煙などの生活習慣を少しでも改善できれば、メタボリックシンドロームを防ぐことや、罹っても重症にならないで済むことが可能になるのです。
食事によるダイエットは効果的ですが、メタボ予防や対策のための食事は、量ではなく、食事に含まれるエネルギーが関係しているため、食事の量を減らしたり食事を抜いたり、まして絶食したりするダイエットは、メタボ予防や対策に向いていません。
食事によるダイエットは量より質、タイミング、摂取カロリーなどの工夫で、内臓脂肪を減らすことが、メタボのための食事ダイエット方法です。
食事に加えて運動をすることも大切です。
筋肉の量を増やして、身体の基礎代謝能力を高め、代謝によるカロリー燃焼と、脂肪の消費ができます。

食事と運動。

これがメタボ対策の最重要項目です。
どちらも、日常のちょっとした工夫で出来ますので、メタボを予防したい人も、メタボになっている人も、まず少しずつでも、日常生活を変えて行きましょう。
また、喫煙もメタボ対策に欠かせません。
喫煙は肺や咽喉の病気だけではなく、胃腸にも影響しますし、脳卒中の危険性を高めることが指摘されています(これはタバコの箱にも書いてありますね)。
アディポネクチンには動脈硬化を抑制する働きがある分泌物ですが、内臓脂肪の蓄積はアディポネクチンの分泌量を減らし、動脈硬化を促進します。
このアディポネクチンの働きをタバコが阻害し、喫煙をすることで、この善玉物質が充分合成されなくなることが、メタボリックシンドロームの一因になると言われています。
また、喫煙は末梢血管を収縮させて血流を減少させ、血圧の上昇や頻脈などで心臓に大きな負担を強い、血管の老化を促進させ、心疾患や脳疾患などのリスクを高めると言われています。
食事、運動、禁煙が、メタボ予防で必ず取り上げられるのはこのためです。
また、メタボ対策にウェブサイトの活用もお勧めです。

http://www3.gov-online.go.jp/gov/tsushin_flash/200509/f_food_guide_s.swfは内閣府「政府公報オンライン」のウェブサイトですが、厚生労働省の食事のバランスガイド(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou-syokuji.html)に則って、自分の食生活のバランスをゲーム感覚で確認できる、ちょっと面白いサイトです。
その他に、体脂肪測定ができる体重計でおなじみの会社も、ネットでダイエットやメタボ対策などのグラフが作成できるウェブサイトを作っています(こちらは有料のようです)。
日常の工夫や、簡単なダイエットと運動、積極的なネット活用などで、メタボに勝てる健康的な身体作りをして行きましょう!