成人病と生活習慣病が原因になっている
先にも挙げたように、日本人の死亡原因は、癌、心臓病、脳卒中、続いて肝臓病、腎臓病、糖尿病です。
これらは皆、生活習慣病と呼ばれていますが、メタボリックシンドロームが注目されるまでは、「成人病」と呼ばれていました。
なぜ「成人病」なのかと言うと、これらの病気を発症し、死亡率が上がるのがだいたい40歳前後とされていたことと、発病の主な原因が、加齢によるものとして認識されていたからです。
特に癌、脳卒中、心臓病は、「3大成人病」と言われていました。
けれど、今では成人病=生活習慣病とされています。
それは、かつては成人に多いとされていたこれらの病気が、生活習慣の変化から、子供を含む未成年での発祥が増えたためです。
特に糖尿病などは、子供の罹患が目立って増えていると言います。
野菜と米と魚を中心とした和食は健康に良いと、最近では再認識されるようになりましたが、肉類や脂肪分を多く含む食生活の欧米化も進み、かつては大人の病と考えられていたこれらの病気が、子供でも罹る例が増えてきたのです。
心臓病と脳卒中などの脳血管疾患を招く病気は、糖尿病、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症などです。
これらはすべて、メタボリックシンドロームにより引き起こされる可能性のある病気です。
内臓脂肪が分泌している物質には、TNF-α、アンジオテンシノーゲン、アディポネクチンなどがありますが、本来は善玉物質であるはずのアディポネクチンが、メタボに関係していると言われています。
アディポネクチンには動脈硬化を抑制する働きがあるのですが、内臓脂肪が溜まると、アディポネクチンの分泌量が減ってしまい、動脈硬化を促進して、生活習慣病の誘発に繋がってしまうのです。
そして、食事、適度な運動、禁煙。
これらの生活習慣を少し改善できれば、防ぐことや、罹っても重症にならないで済むことが可能になるのです。
ダイエットは最初は辛く感じることもあるかもしれませんが、生活習慣に取り入れてしまえば(要するに慣れてしまえば)たいして苦になりません。
それどころか、ちょっとした生活習慣を変えるダイエットをすることで、これらの恐ろしい病気の予防になるのです。
ウエストサイズの気になる方は、少しずつでもダイエットを始めてみてはいかがでしょうか。