まずはじめに

太った人=メタボと思われがちなメタボリックシンドロームですが、そもそもどんな状態のことを言うのでしょう。
「syndrome」は英語で「症候群」のことを指します。
「metapolic」は、「新陳代謝・代謝」の意味です。

メタボリックシンドロームは、日本語で言うと「代謝症候群」と言う症候群なのです。
大辞林による症候群の意味は、「ある特定の疾患もしくは病的変化を基盤として出現する一群の身体・精神症状。
原因の異なる疾患が同一の症候群を現すことがある。
」とされています。
このことからもお解かりのように、それ自体が特定の病と言うわけではなく、いくつかの疾患が重なって特有の症状を示す状態であり、内臓脂肪型肥満の状態の人が、高血糖・高血圧・高脂血症(脂質異常)のうち、二つ以上を併せ持ってしまった場合になったとき、「メタボリックシンドローム」と言う症候群になってしまうのです。

単純に太った人を指して「メタボ」と言ったりしますが、メタボリックシンドロームはただ太っているだけではありません。
太っている要因である脂肪が、身体のどこに、どのような状態でくっ付いているのか、それが問題なのです。
普通に暮らしていれば、誰でも脂肪は付きます。
皮下脂肪などは女性が男性より多いのは当たり前のことですし、体型的にも健康面でも、まったく脂肪が無い方が異常です。
けれどメタボリックシンドロームは、内臓の肥満、腹部に集中した肥満である、内臓脂肪型肥満の人に対して使われるのです。

メタボの人はダイエットは必須、と言われ、健康診断でも測定される項目になりましたが、ではなぜ内臓脂肪型肥満のメタボリックシンドロームが、ここまで大きく騒がれる原因となっているのでしょうか。